ごあいさつ

研究開発部長

細川淳一

東京大出身
筑波大学名誉教授

 

 般財団法人 個別化医療振興財団は、医療機関を中心とした、欧米型保養施設アスクレピオンを運営することを主たる目的に設立された財団ですが、保養施設運営の資金的経済基盤や研究基盤を作るためにアダプトゲン製薬九州株式会社HIFPSRO研究所の協力を得ています。
 当財団は、企業が開発した健康や美容に貢献する機能性天然物素材の審査を行い、基準に達したもののみを医師や医療機関との共同研究に提供し、企業と医療機関の橋渡しをしています。
 現在審査に合格し、医師や医療機関との共同研究を進めている機能性天然物素材は、アダプトゲン製薬株式会社が30年以上の歳月をかけて研究、開発した、ごく若い竹の一種CLUMPERSBUMBUSEAEから抽出された、バンブーノイドであり、免疫系抗癌目的の機能性天然物素材として医師のみに提供しています。
アスクレピオンは、長方形に整地された約7haという広大な敷地に建設されるものでもあり、当財団の奨学金制度に基づき、財団の趣旨を理解して勤務する医師の養成をはじめ、医療機関との共同研究機構や経済基盤の確立など、課題は多く、完成まで10年の歳月を要すると考えております。
 当財団の役員や職員はすべて無報酬で、ボランティアであります。
 HIFPSRO(Human beings Inheritance Functional Product of nature Search Research Organization・人類遺産機能性天然物探索研究機構)研究所は、世界数か国に社員を配置し、世界中に地球規模で存在する、安全で有効であるが故に、人類に何百年、何千年と伝承されてきた機能性天然物を探索して、その安全性を確保しつつ機能性を極限まで高めた素材を開発することを目的としている研究機関です。HIFPSRO研究所のスローガンは「機能性天然物が人類を救う」としており、医薬品の多くは、機能性天然物の有効成分を構造決定して、それをモデルに有機合成されていることから考えても、医薬品のルーツである機能性天然物の機能を追求することに意義があり、機能性天然物が大自然の法則に基づいて創造され、何百年という年月に何百万人ともいえる人類の体験を基に伝承されてきた真価には計り知れないものがあります。HIFPSRO研究所は、その人類の遺産である機能性天然物に、有機化学や生化学、薬理学などの技術や知識を加え、安全性と有効性を追求することこそ真の有意義な科学であると考えています。
 機能性天然物素材の真価は、最高峰の科学技術と巨額の開発費用を費やして作られる医薬品にも匹敵するものであると言えます。
 こうして開発された機能性天然物素材は、将来アスクレピオンにおいて、医薬品とともに利用者の健康を守ることになるでしょう。
 アスクレピオンは、医療保険を活用しますが、医療保険に依存しない運営を行い、医療保険制度の悪循環を排除して、利用者の真の健康を守り、幸福な人生を過ごすことが出来る保養施設を目指しています。

医療顧問

石川直久

前 愛知医科大学学長
医師の立場から、薬理学
病理学に基づいて
相談、指導を担当


医療顧問

呉 成浩

三本木クリニック医院長
長年経験した
オールマイティー型
臨床医として相談
指導を担当

 

機能性天然物探索部長

陸 昌洙

Kyonnhi
university
名誉教授

 

アスクレピオンに寄せる医師の言葉

三本木クリニック院長

医学博士 呉 成浩

新しい概念を取り入れた 保養施設「アスクレピオン」に期待すること

このたび、一般財団法人 個別化医療振興財団により、個別化医療保養施設アスクレピオンが創出されようとしております。
私は現在、ある特別養護老人ホームの嘱託医を担当しておりますが、いわゆる高齢者にとって、老人病院に入院したり、種々のパターンの老人ホームに入所したり、または自宅で独居を余儀なくされているといった状況がますます増えていく現代の日本には、なんともいえない哀愁を感じております。 

老人ホームや病院では、風呂に入るのも不自由さを伴いますし、安心して敷地内を自由に出歩くことも許されません。一方、自宅で独り住まいをしている高齢者はと言えば、確かに自由はあるでしょうが、それと引き換えに火災や事故などの致命的リスクが付きものとなります。 

核家族が基本構成となっている現代の日本において、高齢者が安心して自由に、しかも健康的に過ごせるような、本当の意味でのホスピタリティあふれる集合住宅はありうるのか。 このことがこれからの時代において、本物の理想郷を求めたチャレンジングなテーマとなっています。

そのテーマに則っての構想が、練りに練られたのち、こうして提案されているのが、個別化医療保養施設アスクレピオンであります。この施設の新しい試みは多数ありますが、大きな特徴の一つが、平屋の戸建て形式をとっていることです。そして各戸の前には菜園花壇が備えられた庭が配置されています。

もう一つ大きな特徴としては、厳選された良質な健康食品が多彩な形で入居者に提供されることです。

これは、通常の医薬品とは異なりますから、入居者が医者の指示によらず自分の意思で、自由に摂取することができるものです。

つまり能動的に自らの健康づくりに関わることができます。もちろん、医師や看護師などの専門家が常時待機する診療所も併設されるため、通常の老人ホームより格段上のレベルの安心感が得られます。

さらにもう一つの特徴としては、広大な敷地の利点を生かして、美しい池のある遊園地や、体育館など、レクリエーションのための設備も充実させ、さらに天然温泉成分などさまざまな薬効を楽しめる共同大浴場を備える方針がとられていることです。

これらすべての設備を網羅して、飽くなき理想郷への追求を進めようというのが、個別化医療振興財団が運営するアスクレピオンの立ち位置であると、私は理解しております。

日本だけでなく、世界中からも目標とされるような新しい概念をまとった保養施設「アスクレピオン」が、世界に先駆けてのモデルケースとして大発展されることを、医師の立場からも大いに期待するところです。